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時の鐘。

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国営放送の連続ドラマの舞台となった影響もあって季節を問わず押し寄せる観光客に

一日中下からあおられ続けた時の鐘も、夕暮れを告げる鐘を鳴らす頃にはホッと肩を

なで下ろして街の人達の為の顔に戻る。

僕は姑息な旅人として、地元の振りをしてその時刻(とき)を待っていた。

小江戸川越は、淋しそうな夕暮れ時が実は一番お似合いなのかも。




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テーマ : 食べ歩き!
ジャンル : グルメ

人吉散歩。





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S L 人吉号の夢を見た訳でもないけれど、出発前夜は3時間も寝る事が出来なかったからか、

はたまた初鹿児島~熊本で疲れた体を人吉の温泉で癒す事が出来た気持ち良さからは、部屋

に戻ってすぐに眠りについた。

そして人吉の夜は明ける。



夜が更けるのが遅い土地が良いか、夜が明けるのが早い土地が良いかは考える処かも。

僕は、夜明けが早い方が好き。

でもこれは、目玉焼きには醤油かウスターソースか、みたいなもの。



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盆地らしい夜明け前。



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そろそろ出発の時間が迫る。

せめて国宝くらいは見ておきたいと、宿を早めに出て、一度人吉駅まで戻る事にした。

宿の奥さんに車で最寄りの西人吉駅まで送って頂き電車を待つ。



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新八千代行きの電車まであと1時間。

急ぎ足で地元の人はみんな青井さんと呼んでる 国宝 青井阿蘇神社 へと向かう。



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国宝に指定された楼門には、阿吽の形相をした陰陽一対の神面や、かつては馬場があった

蓮池に、夜毎連れ添って水を飲みにくる夫婦龍が施されていて素晴らしい。



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神楠にも、つい手を伸ばして木肌に添えて元気を貰ってみたりする。



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青井さんを出る頃にはあと30分。

鍛冶屋町や球磨川沿いを歩いて人吉に別れを告げる。



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川面に遊ぶ青肌とんぼが綺麗。

青井さんにもヒラヒラと舞う青肌とんぼが居て、なかなかな雰囲気だった。



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人吉では、夕食なしの宿に泊まって存分に共同浴場で温泉を楽しんだ後は、駅周辺で

「思いつきの店」の5人前餃子や大平楽食堂の肉まんやシュウマイをテイクアウトし

て缶ビールでひとり晩餐、というのが正しかったかもしれないな、と思いつつ駅への

道をひたすら急いだ。



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家鴨飯店

Author:家鴨飯店
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